「ボーイング787」関連報道に思うこと


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FAA(米連邦航空局)と国土交通省が21日、GSユアサ本社(京都府)に立ち入り調査に入った。


これを受けて、各種マスコミでは、

「リチウムイオン二次電池の懸念」といった論調の記事が目立つ。


私はこれまで、

EV(電気自動車)関連で、

日米欧のリチウムイオン二次電池関連のカンファレンス、シンポジウムなどに定期的に出席し、

その実情について調べてきた。


同電池の安全性に関する各種試験、そうした試験の標準化など、

実際の実験現場を含めて、いろいろ見てきた。


そうしたなかで、同電池開発のベテランになるほど、

同電池は、「安全対策は十分に行っているが、使い方を間違えると、発火する可能性があることを十分に承知するべきだ」と主張する。


この使い方とは、制御と同義だ。

この分野を、電池業界では、BMS(バッテリー・マネージメント・システム)と呼ぶ。


BMSの業者は、日米欧中台など、様々いるが、

なかには「名ばかりBMS屋」もいて、その実力は千差万別。


今回の、ボーイング787のケース。

原因が、リチウムイオン二次電池の発火によるもの、とは断定されていない。

可能性として、BMSで「なんらかの不具合」が考えられる。


だが、電池業界内、いろいろな意見が出てくる。

もともと、リチウムイオン二次電池については、

メーカーどうしが「犬猿の仲」。

BMSだけでなく、電池の基本構造についても

「あれのここが悪い」、「あれは危険だ」など、技術者たちは自社製品の優位性を主張することが多い。


こうした業界実情をしっかり把握して上で、

今回のボーイング787関連の取材をしなければならない。


一歩間違えば、EVも含めて、リチウムイオン二次電池が危険だ、と言われ兼ねない。


今後しばらくは、国とFAAの最終調査報告を待ちたい。


BYE






























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