毎年のことだが___
年末年始は、普通のカレンダー通りで動いている。
なぜなら、アメリカにいるからだ。
アメリカは、11月のサンクスギビング、12月のクリスマス、この二大休暇時期を過ぎると、
1月1日(祝)以外は、通常営業するのが、一般的だ。
日本にいれば、12月後半まで各種忘年会で騒ぎ、明治神宮や成田山新勝寺等に初詣し、
銚子など、九十九里で日本本島で一番先の、初日の出、を拝みたいところ。
だが、私のカバーする業界では年明け早々に、年間を通じての2大イベントがアメリカである。
それが、ラスベガスでのCES(コンシューマ・エレクトロニクス・ショー)と、
北米国際自動車ショー(通称デトロイトショー)だ。
そのため、様々な準備でアメリカにいるのが、最近の「私の傾向」だ。
年末ギリギリ、日本時間の本日まで、この2大イベント関連で、
半導体メーカー、自動車メーカー関係者との取材調整。
また、各種メディアからの取材依頼への対応や、その準備を進めている。
またこの時期、1年間で溜まった資料の「仕分け」作業に追われる。
近年は、資料媒体として紙が減り、USBやメール送信が増えた。
とはいえ、各種学会資料、シンポジウム・展示会などで配布資料などが山積。
それを、分野別に仕分ける。
実はこの仕分け、
脳の活性化に非常に効く。
つまり、掃除だ。
世界各地で様々な取材をしていると、
政治、経済等での大物や成功者/成功企業の法則として、「掃除の大切さ」を感じる。
朝起きて、一番にやるのは、自分の部屋の掃除、オフィスで掃除。
部屋が綺麗な人は、仕事の効率が上がるのだ。
これは、「自分の仕事の範囲を体感する」こと。
一種の「見える化」なのだと思う。
これを私の場合、年間に溜まった資料の山のなかでやっていると、
次年のための、様々なアイディアが自然と浮かんでくる。
というか、実際には「寝ている間に頭のなかで、生まれていく」感じだ。
こうした、資料仕分けをしながら、次年の計画を練っているのは、
まさに「遠足の前」状態だ。
さあ、2013年はどうなるか?
現時点でひとつだけ言えるのは、
今年よりは確実に、「動きが激しくなる」ということだ。
行く場所と種類が増える。
では、掃除に戻るとする。
BYE